超入門サックスの見分け方

超入門

サックス(サキソフォン・サクソフォーン)には、様々な種類のものがあります。中でもよく見かけるのは、音域の高い順に「ソプラノ、アルト、テナー、バリトン」の4つです。これらの4つは音域の高い(=高い音が出る)種類ほどサイズが小さくなっていますので、4つを並べて見れば間違うことは無いのですが、1つだけを見た場合には、大きさからは区別がつきにくい場合があります。

見分け方

この4種類のサックスを形だけから見分ける方法は次の通りです。

  • ソプラノ:見慣れたサックスの形とは異なり管が真っ直ぐな形をしています。最近は、曲がった形をしたソプラノ(カーブド・ソプラノ)もあるので油断できません。
  • アルト:普通のサックスの形をしていて、首の部分が単純なカーブを描いているのがアルトです。
  • テナー:普通のサックスの形をしていて、首の部分が途中で軽く逆方向に曲がっているのがテナーです。
  • バリトン:割と普通のサックスの形をしていますが、首の部分がぐるぐると複雑な曲線になっているのがバリトンです。大きさもアルトの倍ほどあります。

まとめると、

ソプラノ 全体が真っ直ぐ
アルト 首が単純なカーブ
テナー 首がぐにゃっとしている
バリトン 首がぐるぐる巻き

ということになります。ソプラノとバリトンは解りやすいので、アルトとテナーの違い(首のカーブ)だけ覚えておけばOKです。

余談

海外ではどうか解りませんが、日本では最も沢山売られているのがアルト、次がテナーです。いずれもジャズ、クラシック、ブラスバンド等々幅広く使われているとともに、サックスプレーヤーとして名前を知られている人の多くは、アルトかテナーを主に使っています。特にジャズ黄金期のテナー奏者にビッグネームが数多くいます。