玄能

あらすじ

玄能(げんのう)に関するメモです。

本題

  • 金槌の別名として使われることもありますが、正しくは片方の打面が平面でもう片方の打面が丸みのある面になっている金槌を言います。
  • 木材に釘を打つ際に、最初は平面で打ち、釘の頭が木に近づいたら、木を打面で傷つけないよう丸みのある面で打つためにこのような形状になっています。
  • 玄能という名前の由来は「源翁 心昭(げんのう しんしょう)」という曹洞宗の僧が殺生石という石を砕くのに使ったという言い伝えから来ているそうです。
  • 源翁和尚には「玄翁」という表記もあります。明鏡国語辞典では「源翁」ではなく「玄翁」のみが記載されていました。
  • 道具としての「げんのう」は「玄能」と表記されることが多いのですが、「源翁」や「玄翁」も使われています。
表記 人名 道具
源翁
玄翁
玄能 ×
  • 「玄能」は「源翁/玄翁」の宛字ですが、「源翁/玄翁」がどう転じて「玄能」と書かれるようになったのかは解りませんでした。