望む と 臨む

あらすじ

勘違いから学んだ事をお伝えします。

本題

先日ネット広告で「海を望むリゾートマンション」という言葉を見かけました。私には縁のない商品なのでどうでも良い事なのですが、「海を望む」という言葉にちょっとだけ違和感を感じました。というのは、それまで漠然と「海−臨む」「山−望む」と思い込んでいたので、「海を臨むリゾートマンション」が正しいのではないかと言う気がしたのです。
辞書で調べてみると「望む と 臨む」は当然ながら山か海かではなく、対象との距離で決まるようです。従って、遠くにあるものを見て思いを馳せるときは「望む」、目の前にあるものに対峙するときは「臨む」となります。

臨む
(1)向かい合う。建物・土地が、川・海などに面する。
(2)(晴れの集まりなどに)出席する。また、参加する。
(3)ある機会・場面にぶつかる。
望む
(1)遠くをながめやる。はるかに見渡す。
(2)希望する。
(3)人の美点を受け入れる。
(goo 辞書より)

最初に挙げた「海を望むリゾートマンション」は、眺めの良いところに建てられた「海が遠くに見えるマンション」ということですね。どのみち私には縁が無い事に変わりは無いのですが。